ねこがみブログCork

ねこがみの海外移住ブログ

海外移住サロン管理人の公式ブログです

え?飲食店やっててレバレッジメニューを知らない人とかいないよね?

あなたがタイで屋台を開業するとします。

さてタイ人相手に何を売りましょうか? 

一緒に考えて下さい。

・ラーメン

・寿司

・たこ焼き

・カレー

・チャーハン

どれもタイ人に人気があり、結論から言うとおそらくどのメニューもそこそこ売れるでしょう。

ではどれでも選んで正解か?というと、答えは全くもってNOです。


選ぶ視点は「レバレッジが効くかどうか」だけであり、飲食店、特に屋台という限られた商材をいかに素早く提供して回転を上げるかが勝負の業種では、単純に売れることよりいかに短時間で大量にさばけるかという効率を重視します。

例えばチャーハンですが、これを選んだ時点で3ヶ月以内に撤退確定です。

理由ですが、まずチャーハンというのは出来たてが美味しく=作りおきすると「できたて命のタイ人」にはまず売れません。

オーダーが入ってからフライパンを振るい、またオーダーが入ってから新しいのを作るという・・

レバレッジの観点で見ると残念ながら最低最悪の商品という事になります。

一方でカレーならどうでしょうか。
カレーは作るときの手間はかかりますが、販売時にやることは「ご飯にかけるだけ」という単純作業=レバレッジ効果が極めて高いのです。


「一人で一定時間内にどれだけ販売できるか」を考えた時、チャーハンとカレーとどっちがより多くの売上を叩き出せるか?

もう明白ですよね。

時間あたりの労働力に対する見返りが高いのがカレーです。


以下はねこがみがこれまで実際にタイで販売してきた感想ですが

・ラーメン
客がいなくとも麺を茹でるお湯とスープを常に沸騰状態に保っていなくてはならず、ガス代に利益を食われて終わります←ガス代高い


※ちなみに屋台では間違ってもこだわりのスープとかやったらダメで、何時間も豚骨やガラを煮込んだりしたところでそもそもタイ人は手間ひま代表系のチャーシューを脂っこいとか言ってあまり好みません。

ですので、そんな誰にも刺さらないことに一生懸命労力を費やすのなら確実にタイ人のハートに付き刺さるトムヤムラーメンを販売するのが正解です。

 

特別にローカルタイ人に売れるラーメンの順番を教えてしまうと

(内緒よん)
1・トムヤムラーメン

2・担々麺

3・キムチラーメン

4・醤油ラーメン

5・味噌ラーメン

 

↑はっきりいって、4と5はやる価値ありません!

・たこ焼き
たこ焼きも作りおきができない商品で、10分もすると鉄板の上でひよってきてぺしゃんこになり、見栄えが悪いため売れず廃棄処分となります。


これを改善するには油を入れまくってタコ団子のようにコーティングするしかありませんが、いずれにしても健康的ではなくやってて萎えますし、常に誰かが鉄板の前で踊っていなければならず、レバレッジの観点からすると▲です。
ただし人通りの多い場所ではロスなく驚異的に売れたりするので、あくまで場所次第です!

・寿司(タイ風)
寿司はどんな地方のタイの屋台でも人気でオススメですが、日本の寿司とはちょっと違い販売価格も一貫10Bと激戦であり日本人が思いえがく寿司という固定概念とプライドを捨てないと勝負できません。

f:id:nekogami369:20200507002350j:plain



ただ寿司(タイ風)はある程度作り置きも出来る商品なので、レバレッジという観点からすると悪くはなく、それなりの知識を持った日本人が監修して原価を抑え、上手くタイ人受けするように見栄え等を工夫して差別化できるようであればまだまだブルーオーシャンでグッドです。

他にもスイーツやケーキなど、いくらでもタイで戦える商品というのはありますが、単純に利益率や見込み販売数よりもまずレバレッジが効くかどうかを基準に考えると勝率はグンと上がります。

 

 ポイントは

・作りおきができる

・販売の手間がかからない(盛るだけ、入れるだけ)

・売れ残っても保存できる

以上、あなたが何を売りたいとか何をやりたいからではなく、この基準を満たすものの中から商品を選ぶべきです。

これはタイの屋台だからとかではなく、日本で出店する場合でも同じだと思いますね。

あとね、商売は手間ひまかけたから売れるというわけではないんです。

砂漠のどまんなかでアッツアツのウドン売ったって売れませんよね?

それより、コップに氷入れてコーラ注いだ方が喜ばれると思いませんか?

 

ですので、何事も手前本位で考えるのではなく、その土地の特性を十分理解し、そこから逆算して最適解の商材を選んで出店するのが正解です。

あなたの努力やこだわりなんてはっきりいって誰も己にしてくれません。
ひたすら需要があるものを提供するんです。

残酷ですが、これが商売で生き延びる手です。

特に資金力のない個人は

 

nekogami369.hatenablog.com

nekogami369.hatenablog.com

nekogami369.hatenablog.com

 

 

 


【メニューはこう決める!】タイの屋台で1日2万円稼ぐ!儲かるメニューの見つけ方

 

 

nekogami369.hatenablog.com